歯周病は感染症

歯周病は、30代でも知らない間に進行します。
最近、かんだり飲み込んだりがしにくくなった人は要注意です。
また、食事の内容が偏って、生活習慣病や栄養不良に陥る恐れもあるので要注意です。

30歳以上で歯を失う最大の要因は、歯周病です。
お口の中のケアや、日々のクリーニングが的確になされていないと、
歯周病や虫歯の原因菌などいくつもの細菌が手を取り合って、
ネバネバした物質が、歯垢を作ったり、歯の他にも舌の表面や
のどの奥にも細菌としてはりついて、悪さを働くことになります。

細菌数は口の中をどのようにクリーニングしているかで違いますが、
洗浄された健康な口の場合は100億個以下ですが、
ちゃんとクリーニングできていないと1兆個程度の細菌が住むことになります。

これが歯周病菌となり、歯茎を赤く腫らしたり出血したりします。
これが歯肉炎となって進行すると、歯と歯茎の間のに「歯周ポケット」という隙間ができ
このポケットが深くなると、やがて歯を支える骨も侵され、
ついには歯が抜けてしまうということになります。

実態調査では、歯周病が進み、4mm以上のポケットがある人の割合は、
30代で25%、40代前半で30%、40代後半では40%を超えています。

当然、歯周病が進めば、歯がガタつき欠けたりして、かみ合わせが悪くなりますので
よく噛むことができなくなります。

また、歯垢は口臭の大きな原因ともなり、
手入れを怠って歯垢が舌にこびりつく様になると、
味を感じる細胞の働きも悪くすることになります。

こうした状態が続けば、味付けが濃くなったり、食べ物の好き嫌いが偏り、
生活習慣病の原因にもなります。
年取った人が、甘いものを好んだりお菓子を食べたくなるようになるのは、
こうしたことが原因になっていることも多いのです。

肉などの動物性たんぱく質の摂取が減れば、やせていなくても
低栄養状態になり、健康上多くの問題になります。

そのような状態で、脳卒中やがん、糖尿病などの病気が出ると、
相乗的に悪化が進む要因ともなります。

30代から歯周病が進むのを防ぐにはどうしたらよいのだろうか?

まず、歯周病の自己検査をしましょう。

奥歯がぐらぐらしていないか?
左右両方の歯のバランスは崩れていないか?

気になったら、歯医者さんに行きましょう。

歯周病の進み具合にもよりますが、軽ければ、検査や歯磨き指導、
歯石取りで済みます。
基本的な公的医療保険での医療費は、毎回、数千円から一万円程度、
歯医者ちゃんと行けば、3か月から半年に一度でよくなります。

がんや心臓病の手術治療前には、まず口腔ケア、が基本です。
がんの放射線治療をすると、唾液が減って虫歯や歯周病が進む場合が少なくありません。

外科手術後に肺炎になったり、傷口から感染しにくくしておくためには、
口の中の細菌を減らしておく必要があります。

特に30すぎたら普段から口の中のクリーニングに注意を払っておくことが大切です。

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Category: 歯周病, 歯周病の予防

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